免疫力を上げるツボ。
東洋医学におきまして、「治未病」すなわち本格的な病になる前に
治しておくということがあります。
病が軽いうち、或いは少し調子が落ちてきたという時に対処しておけば
元の体に戻るのも早く、普段の生活を続けることが出来ます。

しかしながら、仕事などでどうしても無理をしてしまったり、
不摂生な食事や生活を続けてしまいますと病が進んでしまい、
気づけば症状重く、回復させるのにも時間がかかってしまい、
普段の生活もままならなくなってしまいます。

ということで、今回は日頃から免疫力を高めておき、
病になりにくい体にしておく方法の一つとしまして、
幾つかのツボをご紹介します!

体は声を発しませんが、代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、今回紹介しましたツボの中から
今の自分が気になったり痛かったりする場所に近いところを選び、
まずはお灸やツボ押しをしてみてください。

各ツボは、アメーバブログ「はりとお灸の豐春堂ブログ」の
木曜コーナー「お灸をしよう!」にリンクしております。
またツボの場所が分からないなど分からないことがございましたら、
どうぞお気軽に当院にご相談ください。

気力を上げる:百会・天柱・風池・中府・膻中・中脘・大巨・気海・大椎・
肺兪・肝兪・腎兪・志室・命門・太渓・築賓・足三里 ・合谷・曲池
体力を上げる:膻中・中脘・肓兪・大巨・関元・肝兪・腎兪・命門・湧泉・
太渓・陰谷・築賓・陽池
精力を上げる:膻中・中脘・肓兪・大巨・関元・肝兪・腎兪・志室・命門・
湧泉・太渓・地機・陽池

生活の上で免疫力向上の肝は、
「よく食べ・よく寝て・よく出す」
つまりは食事・睡眠・排泄のリズムを
崩さないことであります。
また適度な運動やストレッチで体を動かし、
普段から腹式の深呼吸を心掛けましょう。
今は人の多くいるところは避けると考えれば、
例えば日の出も早くなってきましたので、
早朝ウォーキングでしたら朝日も浴び、
その途中でストレッチやラジオ体操を加えれば、
朝の始まりのリズムを作りやすくなります。

そして日々暮らす中でよく笑い、日々感謝しながら
「明るく楽しく元気良く」
一日を過ごすことも大切なことであります。
そうした日々の積み重ねが、体の血の巡りを良くし、
体温を上げ免疫力の向上へと繋がっていきます。

現在コロナウイルスの影響で心身ともに疲弊しやすく、
誰も体験したことのない大変な時ではあります。
それまで自分の免疫力を高め、自身は病になりづらく、
且つ相手にも病を移さぬように、どうにか厳しい時期を
踏ん張っていきましょう!

2020年4月3日 11:00 AM| カテゴリー : 活動