体の不調の一つに「しびれ」というものがあります。
このしびれは、出血や打撲のように目に見えるものではなく、
咳や鼻水のような具体的な症状も伴わず、
人・時・場所によっても異なるため、
自分の現状を伝えるのが、とても難しい症状であります。
ですから、伝える手段としては、「ジンジン」「ビリビリ」
「チクチク」「ピリピリ」などと音に置き換えるオノマトペで
言語化するといった主観的要素が強くなる傾向があります。
またしびれの要素としては、下記の4つが関与しております。
①侵害受容性(感覚性):身体が怪我や熱、炎症などの有害な刺激(侵害刺激)を感知し、
痛みとして認識する生理的な機能。
②侵害防御性(運動や行動で軽減すること):身体が外敵やケガから身を守るために
感じる正常な警告反応。
③認知力(理解力・表現力に差異が生じること):神経の障害やストレス性の痛みが絡むと、
「ズキズキする」「刺すような」といった定型的な表現が難しく、「言葉では表現しづらい」
「もやもやする」など伝達に個人差が出る。また慢性的な痛みは、睡眠障害や
集中力低下を招き、正常な認知能力に悪影響を及ぼすことがある。
④情動・感情性:脳内で恐怖や不安といった情動と深く結びついており、
心理的なストレスや感情の抑圧が身体の痛みとして現れる。
これらが脳で統合され、相互に作用することにより、
しびれ・痛みといったものを体感することとなります。
このようにしびれの自覚は脳でなされますが、直接的原因は様々です。
まず神経系の中では、末梢神経から大脳中枢に至る感覚神経によるもの、
それ以外の運動系・自律神経系であったり、他にも原因不明のもの、
心因性のものが挙げられます。
《しびれを伴う主な症状》
【神経系以外によるもの】
●血行障害:閉塞性動脈硬化症
●局所の組織障害:皮膚炎
●代謝性疾患:低血糖・電解質異常
●内分泌疾患:甲状腺機能低下症
●血液疾患:貧血・真性多血症
●脱水
●更年期障害
●過換気症候群
●薬物副作用の一部
【感覚神経系によるもの】
●末梢神経障害:手根管症候群・外側大腿皮神経障害・足根管症候管・
糖尿病性神経障害・遺伝性ニューロパチー・帯状疱疹・腰部脊柱管狭窄症
アミロイドニューロパチー・小径線維ニューロパチー(SFN)・腕神経叢障害
●脊髄病変:多発性硬化症・視神経脊髄炎・脊髄炎・脊髄空洞症・頚椎症性脊髄症・
●転移性腫瘍・ナムチン症候群・ヒ素中毒・薬剤副作用の一部
●視床病変:視床梗塞出血後
●大脳病変:脳梗塞・脳出血
【感覚神経以外の神経系によるもの】
●筋・筋膜疾患:多発筋炎・好酸球性筋膜炎
●運動ニューロン疾患:筋萎縮性側索硬化症・ギランバレー症候群
●自律神経障害:無汗症
●錐体外路疾患:パーキンソン病
【その他・原因不明】
●むずむず脚症候群(RLS)
●薬物副作用の一部
●心因性
(標準的神経治療痺れ感より)
このようにしびれは、感覚神経・代謝性・内分泌・血行障害・更年期障害・
自律神経障害・心因性・薬物副作用・気候など様々であり、
原因を特定することが難しい症状となっております。
また、
現代ではこのしびれを漢字で書きますと「痺」となりますが、
本来は「痹」という字になります。
因みにこの漢字の成り立ちをは、
「疒」(やまいだれ)から構成され、「畀」が音となります。
痹の持つ意味は、
風や寒さ、湿気などが原因で体の関節が痛んだり、
しびれたりする症状。しびれ。
しびれて感覚がなくなるさま。しびれる。
とあります。(漢辞海より)
東洋医学におきまして、
この「痹」という言葉を使った症状に、
「痹症」というものがあります。
ここでの「痹」は、閉塞して通じないことを指し、
「痺症」とは、風・寒・湿・熱の外邪が経絡・関節などを侵して、
気血の流れが通じず、四肢関節の痛み・しびれ・運動制限などを
引き起こすことを指します。
この痹症には、病因となる風邪・寒邪・湿邪・熱邪の強弱によって、
行痹(風痹)・痛痺(寒痹)・着痹(湿痹)・熱痹に分類されます。
●行痹(風痹):風邪の遊走性により、気血の流れが通じなくなる部位が変動するため、
遊走性の痛みが起こる。関節の運動制限を伴うことが多い。
初期には悪寒発熱などの表証の証候を伴うことが多い。
●痛痺(寒痹):寒邪の凝滞性、吸引性により、固定性の痛みで冷えた感覚を伴う痛みとなり、
痛みの程度は強く、関節の強張りや屈伸不利を伴いやすい。
寒冷刺激によって症状が増悪し、温熱刺激で軽減しやすい。
●着痹(湿痹):湿邪の粘滞性、重濁性により、固定性の痛みで、重怠い感覚を伴う痛みとなりやすい。
湿気の多い場所や湿気の多い日に症状が増悪しやすい。
●熱痹:熱邪の炎熱性により、局所の熱感、発赤、腫脹を伴いやすい。
熱感を伴う痛みで、寒冷刺激によって軽減しやすい。全身症状として発熱、多汗、口渇を伴いやすい。
※症候・証候:身体から発せられる情報や現象を「症」または「症候」という。
症候を弁別し分析した結果を「証」と言い、疾病の段階的な状態や機序を概括
したものである。また、「証」の判断を下す根拠となる「症」の集まりを「証候」という。
(新版東洋医学臨床論より)
こうして『痺症』からも見られますように、
しびれには、気血の滞りというものが関与しております。
またしびれにより神経が過敏に興奮することにより、
交感神経が強く働き、血管を収縮させる作用が強く
働いてしまいます。
つまり、血行不良がしびれを増長する原因の一つとも
言えます。
そこで今回は、
痺れ対策のツボと共に、
鍼灸治療効果として痛みの緩和(鎮痛)だけでなく、
皮膚循環(皮膚血流)の促進や筋緊張緩和といったところに焦点を当て、
そこからしびれ対策のアプローチを考えて行きます。
ということで、
まずは「しびれ対策のツボ」を幾つかご紹介します!
体は声を発しませんが、
代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、
今回紹介しましたツボの中から今の自分が気になったり
痛かったりする場所に近いところを選び、
まずはお灸やツボ押しをしてみてください。
腕のしびれ:中府・雲門・肩髎・大椎・大杼・肩井・天宗・臂臑・曲池・尺沢・少海・
郄門・神門・陽池・陽渓・陽谷
指のしびれ:気舎・天鼎・欠盆・極泉
(橈骨神経)曲池・手三里・合谷・偏歴・外関・四瀆
(正中神経)郄門・間使・内関
(尺骨神経)小海・支正・腕骨・霊道・神門
足のしびれ:腎兪・大腸兪・上髎・次髎・膀胱兪・志室・居髎・環跳・髀関・承扶・
殷門・委中・承山・陽陵泉・懸鐘・足三里・解渓
足裏のしびれ:湧泉・然谷・太渓・照海・水泉・公孫
手首周囲
しびれの原因の一つとして、
日頃の姿勢というものがあります。、
例えばスマホを見る時、パソコン作業時・車の運転など、
猫背や巻き肩になることが多くあります。
他にも、長時間のデスクワークや立ち仕事など、
同じ姿勢をしていることも多々あるかもしれません。
このような姿勢をする機会が増えますと、
神経や血管が圧迫される形となり、
手・腕・足などに痺れを起こす要因ともなります。
ということで、
日頃の対策としましては、
肩周囲のストレッチを行うことにより、
血行促進させしびれの予防に繋がります。
方法としましては、
まず壁の横に立ち、肩を水平の位置に、
片方の手のひらを壁につけます。
次にそのまま壁についた腕と反対の方向に上半身をゆっくりねじり、
胸の前の筋肉を伸ばします。
足のしびれでは、
股関節の固さによることがあります。
この対策としましては、
お尻と太腿のストレッチを行います。
お尻のストレッチでは、
まず椅子に浅く腰掛け、
片方の足首をもう片方の膝の上に乗せます。
次に背筋を伸ばしたまま、
上半身をゆっくり前に倒してお尻の筋肉を伸ばします。
太腿のストレッチでは、
仰向けに寝て
片方の膝を抱え、胸の方へゆっくり引き寄せます。
その際、もう片方の脚は床から浮かないように伸ばします。
それぞれ15~30秒ほど行います。
加減としましては、筋肉が気持ちよく張っている程度とし、
反動を付けずに、息を吐きながらゆっくりと行いましょう。
その際、ストレッチ中に鋭い痛みを感じたり、
しびれが強くなる場合は無理せず直ちに中止してください。
続いて、鍼灸の治療効果についての話となります。
まず、皮膚循環(皮膚血流)の促進に効果に繋がるものに
『軸索反射』というものがあります。
軸索反射とは、末梢神経の軸索上で起こる反射様現象です。
皮膚に侵害刺激を与えると、刺激部位周辺に紅潮斑(フレア現象)や
膨隆が観察されます。
紅潮斑は軸索反射による皮膚血管の拡張であり、
膨隆は血管透過性の亢進に伴う血漿成分の漏出によるものです。
つまり、鍼とお灸による刺激は、いずれも皮膚に紅潮斑を生じさせることから、
鍼灸における皮膚の血流促進は、主に軸索反射によるものと考えられております。
また、軸索反射は皮膚だけでなく筋肉でも生じます。
筋肉に鍼の刺激が入りますと、筋に分布する侵害受容器(ポリモーダル受容器)を興奮させ、
軸索反射を生じさせます。
軸索反射により、侵害受容繊維の軸索末端から血管拡張物質が放出され、
これらが筋血管に存在する各々の受容体に結合することで筋血管を拡張します。
※紅潮斑(フレア現象):神経の刺激によって末梢の血管が拡張し、
皮膚が赤くぼんやりと広がる現象(軸索反射)を指す。
※膨隆:皮膚の一部が一時的に盛り上がる状態。
※軸索:神経細胞から伸びる細長い突起のこと。
他の神経細胞や筋肉などの器官へ電気信号を送り届け、
情報の「出力経路」としての働きがある。
※反射様現象:特定の刺激に対して、無意識に体が引き起こす反応全般のこと。
※侵害受容器(ポリモーダル受容器):体に痛みや危険をもたらす可能性のある
「侵害刺激」を感知し、それを電気信号に変えて脳に伝達する感覚受容器のこと。
つまり、鍼やお灸の刺激は、筋血流量を増加させ、
発痛物質や疲労物質の洗い流しを促進し、
痛みの緩和や疲労回復に役立つと考えられております。
他にも鍼とお灸には、心身の緊張をほぐし、ゆったりとくつろぎ、精神を落ち着かせる
リラックス効果があります。
鍼刺激を行いますと、人がリラックスしている時に現れる脳波であるアルファ波が出現し、
心身をリラックスした状態とする効果があります。
また、お灸に使用されるモグサ(艾)には、揮発性の精油が含まれており、その主成分である
シネオールは脳をリラックスさせる精神安定効果をもたらします。
(はりきゅう理論第3版より)
「痛みは単なる知覚ではなく、不快な情動体験でもある」(国際疼痛学会)
しびれや痛みとは、心身に負荷をかける有害な刺激であるのと同時に、
休養を促し自己を守る適応的な刺激でもあります。
人も沢山働けば休みが欲しいと思うように、
これまで無理して頑張って体もまた休みを欲しがっている。
その訴えを伝える手段として、しびれや痛みの信号を出している
という捉え方も出来ます。
しびれや痛みというものは、他人とは決して共有できないため、
なかなか周囲の理解を得られず、辛い思いを一人で抱えなければ
ならないことも多くあります。
また、しびれの原因が特定できないまま慢性化してきますと、
心因的なものとして扱われ、治療自体が先ヘ進まなくなるような
ケースもあるかと思います。
症状が長期化してきますと、
「しびれを嫌うとしびれに注意が向く」
「しびれに過敏となる」
「しびれを恐れてより注意が向く」
「しびれに過敏となり苦痛が強まる」
というように心身一体化して不快感が増してきてしまいます。
そうした結果、睡眠・食事・仕事・人付き合いなどといった
日常生活へも支障をきたしてしまいます。
しびれとは、脳で感じているからこそ、強いストレスをもたらし、
精神的にも影響をもたらしてしまいます。
ですから治療の中において、まずは前より生活が過ごしやすくなったか
という点が大切となります。
まずは痛みよりも、脳が感じている不快感をいかに緩和するかであり、
その中で、「生活上耐え難いしびれ」から「生活の中で許容出来るしびれ」
そして「さほど困らないしびれ」まで、段階的に意識を変化させていく
ことが鍵となります。
しびれは自分一人で辛さを抱え悩む症状をなりがちです。
ですから、これまで抱えて胸の内に仕舞いこんできたことも、
言葉にして吐き出すことも治療の一つとなります。
私はよく、これまで患者さんが背負ってきた悩みや辛さを、
リュックサックに例えます。
当院は、その背負ってきた重い荷物の中身を少しでも置いていってもらい、
来た時よりも身軽になって頂くところでもあります。
鍼灸による様々な効果を通じて、少しでもしびれの緩和へと繋げ、
少しでも辛さ苦しさを和らげるように、これからも向き合っていく
所存です。
ご予約の方は、
お電話または当院LINE公式アカウントより
ご連絡下さい。
TEL 042-491-0921 【完全予約制】
月火木金 9:00~18:00
土日 9:00~18:00
休診 水曜・祝日
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2026年5月24日 2:34 PM|
カテゴリー : ツボ対策
近年は季節感も様変わりしてきており、
旧来は4月から5月と言えば、
丁度良い気温湿度で過ごしやすい時期でありました。
それが今では早々に初夏を感じさせたかと思えば、
寒の戻りとなったり、
いきなりの強風や激しい雨になったりと、
落ち着きのない天気が続くように
なってしまいました。
他の季節同様に日本独特の『梅雨』というものも、
かつてのような『らしさ』が失われつつありますが、
それでも一年の中で一二を争う厳しい時期には
変わりありません。
梅雨と言えば、ほぼベッタリと低気圧が日本列島を覆い、
どんよりとした空模様の慢性的な日照不足と、
長雨により高止まりする湿度が重なり、
表面はベトベト汗をかきなからも、
体の芯は冷たく感じているという
不快指数MAXの季節であります
また、東洋医学には『痺症』という関節痛や痺れを
もたらす症状があります。
「痺」とは詰まって通じないという意味です。
『痺症(ひしょう)』とは、風・寒・湿が原因で起こり、
多湿といった気象状況やエアコンといった生活環境など
外からの影響によって引き起こされ、体の流れが滞り、
痛みを引き起こすものであります。
梅雨時期はまさにこの「風」「寒」「湿」を3つを伴う
とても厄介な季節でもあります。
その他にも梅雨時期は、
「だるい」「体が重い」「憂鬱な気分」
「やる気がない」「疲れが抜けない」などという
いわゆる「梅雨だる」といった症状に陥りやすくなります。
また「梅雨だる」が蓄積してきますと、
「頭痛」「めまい」「肩こり」「むくみ」
「下痢」「微熱」「冷え」などをといった
自覚症状を伴う場合もあったりします。
ということで、今回は梅雨だる特有の原因のよく分からない
体の不調や慢性的な疲労感を取るのに役立つツボを幾つか
ご紹介いたします!
体は声を発しませんが、代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、シンプルに今自分が気になる
体の場所や押してみて痛かったりする場所と、今回紹介しました
ツボの中で近い位置にあるツボへ、まずはお灸やツボ押しをして
みてください。
ツボの場所が分からないなど分からないことがございましたら、
どうぞお気軽に当院にご相談ください。
頭痛:天柱・風池・完骨・肩井・頷厭・陽白・頭維・
合谷・曲池・三陰交・足三里・豊隆・陽陵泉
めまい:風池・完骨・頭竅陰・百会・和髎・内関・中渚・
膈兪・肝兪・脾兪・腎兪・三陰交・足三里・太衝・太渓・申脈
肩こり:天柱・風池・肩井・曲垣・魄戸・膏肓・神堂
足のむくみ:居髎・血海・梁丘・足三里・三陰交・崑崙・太渓・
湧泉・腎兪・大腸兪・志室
下痢:中脘・天枢・腹結・腎兪・大腸兪・足三里・上巨虚・
梁丘・曲池・商陽
冷え:膻中・天枢・大巨・関元・肓兪・心兪・厥陰兪・腎兪・大腸兪・
上髎・次髎・中髎・下髎・血海・陽陵泉・築賓・三陰交・湧泉
微熱:神門・心兪・太渓・腎兪・三陰交・内関
倦怠感:天柱・膻中・肩井・膏肓・期門・中脘・腎兪・合谷・曲池・
足三里・豊隆・三陰交
また日頃の対策としまして、
まずは準備として寒い時期に眠っていた「休眠汗腺」を
しっかりと目覚めさせておきましょう。
運動などで発汗を促し、ベトベト汗からサラサラ汗へと
変えておき、体の水はけを良くしておくことが肝心です。
またその先の夏に向けて、体を暑さに慣れさせておく
暑熱順化にも繋がります。
そして蒸し暑い時期、
面倒くさいとか疲れているとか
ついシャワー中心の生活となりがちです。
それではなかなか疲れも抜けませんので、
子供の頃のように100まで数えて
首までしっかりと浸かりますと、
全身のリンパの流れや血流も良くなり、
一日の疲れも抜けやすくなるだけでなく、
免疫力のアップにも繋がります。
また梅雨時期の晴れ間はとても貴重です。
たまにお日様が出た日には日光浴をしておきましょう。
睡眠の質を高め、お肌の免疫機能を高める効果があります。
またジメジメ蒸し暑くなりますと、
どうしても冷たいものを口が欲してしまいがちです。
余り摂り過ぎますとお腹の芯を冷やし、
胃腸の働きも悪くしてしまいますと、
それが倦怠感や疲労感の元となってしまいます。
そうした時は白湯に切り替えてみては如何でしょうか。
他には、
痺症による関節痛予防も兼ねまして、
ストレッチをマメにしておくのも効果的です。
鍛えるというよりも全体を使ってあげる
といったイメージで行ってみましょう。
またストレッチポールを使ったり、
今は懐かしぶら下がり健康器のような
器具を使ってみるのも良いでしょう。
何はともあれ、
まずは生活リズムを乱さず、
日頃から疲れをため込まない
ようにすることが肝要です。
不快指数高い季節となりますが、
「梅雨だる」せぬよう
無理せず体調には十分気を付けていきましょう!
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2026年5月7日 10:36 AM|
カテゴリー : ツボ対策
4月に入り新たな年度となり、新入学・新入社・新配属先等々、
新天地での生活を始められた方も多いかと思います。
最初の頃は、慣れない環境・新たな人たちとの出会い・
知らないことばかりなどと言ったことに直面し、
極度の緊張感から心労も絶えないことでありましょう。
しかし、人は環境の動物と言われますように、
日々様々な経験を積み重ねていくうちに、
自然と周囲に適応するようになってくるものであります。
とは言いましても、
少しずつ慣れ始めたとはいえ、
これまでの環境から一変していますから、
やはり日々緊張感や気疲れなどで、
見えない疲労が蓄積されてきております。
更に時代の流れもあり、
以前のように直接コミュニケーションを取るのも、
コンプライアンスやパーソナルスペースという言葉もある中、
仕事以外での付き合いというのも難しくなってきており、
気軽に悩み相談する機会も難しくなってきております。
デジタル社会となり、
人との接触機会も少なるなる中、
互いに人との距離の取り方が分からず、
社会に出てから戸惑いを感じている方が、
増えているという声を耳にすることもあります。
また、世代間ギャップというものもあり、
意思疎通に苦慮されている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
人との距離感・パーソナルスペースへの配慮が
強く求められる社会となり、
相手との接し方もこれまで以上に難しく、
繊細な問題として考えなければならなくなりました。
こうした社会環境の変化とともに、
新たな環境では知り合いも近くにおらず、
なかなか腹を割って悩みや愚痴を吐きだしたり、
相談する機会も多くありません。
そして、
新天地での生活は期待と不安入り混じる中、
常に緊張の毎日であります。
最初の頃は自分のペース配分も分かりません。
また最初は周囲に良いところを見せようと、
気づかぬうちにオーバーペースとなったり、
今の自分の能力以上に頑張り過ぎて、
キャパシティーを超えてしまっている
ことも考えられます。
悪戦苦闘しながらも何とか少しずつ新しい環境にも慣れ、
ようやく生活リズムも出来つつある中で迎えるのが、
ゴールデンウイークであります。
因みに今年のゴールデンウイークの流れは、
休みの入れ方によりましては大型連休という
形が取れるようになっております。
基本休みは29日(祝水)と2日(土)から6日(祝水)
となっておりますが、
例えば前半の30日(木)・1日(金)を休みに
すれば8連休となり、
後半の7日(木)・8日(金)を休みにすれば、
9日(土)・10日(日)と繋がり9連休となります。
全て繋げれば、何と29日(祝水)から10日(日)までの
12連休も可能となります。
新年度が始まってから約一か月が経ったところで、
これまでの疲れや緊張感からも解放される大型連休であります。
久々に実家へと帰省したり、
これまでのストレス発散とばかりに
友人知人らと会って楽しく過ごす方も居れば、
目覚まし時計の音に起こされることなく惰眠を貪り、
次の日を気にすることなく夜更かしをしたりと
いうこともあることでしょう。
しかしながら楽しい時間というのは、あっという間であります。
いざ連休明けになりますと、
無気力・不安感・焦燥感といった精神的な面に加え、
身体的な面では、
食欲不振・腹痛・下痢・吐き気といった胃腸に関する症状
頭痛・めまい・動悸・不眠といった自律神経に関する症状
といった症状を訴えることがあります。
また生活面におきましては、
過食やお酒やたばこの量が増えるといったもとも
起きたりします。
これら症状は、
これまで蓄積された疲労の結果から
心身の適応能力の限界を超えてしまう
「五月病」というものであります。
ということで、今回は五月病特有の原因のよく分からない
慢性的な 体の不調や、疲労感を取るのに役立つツボを
幾つかご紹介いたします。
特に心身の疲労回復に良いとされるツボを取り上げてみました。
体は声を発しませんが、代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、今回紹介しましたツボの中から
今の自分が気になったり痛かったりする場所に近いところを選び、
まずはお灸やツボ押しをしてみてください。
湧泉・三陰交・足三里・ 豊隆・陰陵泉・曲泉・ 内関・神門・
膻中・中脘・肓兪・期門・気海・神道・神堂・心兪・筋縮・
肝兪・腎兪・天柱・百会・通天・絡却
日頃の対策としましては、
まず五月病で大敵なのは「溜め込む」ことです。
イライラやストレス解決の基本は、
溜め込まずに出来る限り速やかに吐き出して
軽くしまうことであります。
自分で耐えられるくらいまでなら良いのですが、
本来持っているキャパシティー以上を抱えてしまいますと、
やがて体調にも悪影響をもたらしてきます。
例えば、旅に出る時に背負っている荷物は、
出来る限り軽くして置いた方が楽でありますように、
人生もまた物事を余り背負い過ぎることなく、
時折何処かで下ろして軽くしておくことも
大事なことであります。
またストレスの原因は、
それが何かをすぐに特定することが大切です。
もしストレスを感じたら、
自分はこのことに対してストレスを感じているのだと、
即座に原因を明らかにしておけば、
あとはその後の対処対策を考えることが可能となります。
ですから、
ストレスは溜め込み過ぎず吐き出して、
小さく軽いうちに対処するよう心掛けておきましょう。
その一つの方法としまして、
ストレスの原因を分かりやすく
言語化してみるのは如何でしょうか。
言語化出来れば、
自分の言葉でストレスの原因を具体的に
訴えることが可能になります
更に原因が可視化されることで、
溜まっているストレスの元を自分自身で
理解することもにも繋がります。
そして何より大事なことは、
『頑張り過ぎない』ということです。
新年度から今に至るまで、
自分の限界を超えて、
頑張り過ぎていませんでしたか?
身の丈以上の事をやり続ければ、
いずれ心身共に限界がやってきます。
それでも無理を押し通せば、
心も体も悲鳴を上げてブレーキをかけてきます。
まだ新天地にやってきたばかり、
新たな船出をしたばかりです。
「千里の道も一歩から」
出来ないことを無理して一人抱え込まず、
声に出して吐き出したいことは、
堪え過ぎずに吐き出しましょう。
最初から全て完璧にこなせる人はいません。
周囲の助けを借りながら、
少しずつ成長することに努めましょう。
人生は失敗があるからこそ、
再び挑戦することが出来ます。
失敗と改善の試行錯誤の繰り返し、
人は成長していくものであります。
この経験を積み重ねることが後々の糧となり、
人をまた大きく成長させていきます。
日々の生活としましては、
生活リズムの乱れに注意しましょう。
とりわけ平日と休日の就寝起床時間が乱れてしまいますと、
日中に眠気を催したり、夜眠れなくなるなど睡眠サイクルの
乱れに繋がり、体の疲れも溜まりやすくなってしまいます。
睡眠起床時間は、可能な限り±1時間程度のズレに抑え、
休日に足りていないと感じたならば、
30分程度の昼寝を活用しましょう。
良くあることですが、起きてみたらお昼を回っており、
気づけば夕方になっていた。
今日一日何もせずに過ぎてしまったことに対する後悔もありますし、
翌日からまた仕事に行かねばと、何となく憂鬱でネガティブな気分に
なりがちであります。
こうした気分は、五月病に拍車をかけかねません。
また、お休みの日も起床時間を普段の日に合わせ、
午前中の活用をしてみては如何でしょうか。
仕事の日は普段自由に使うことの出来ない時間ですので、
例えば自分の好きなことや趣味、なかなか手を付けられない家のことに
充てたりすることで、良いリフレッシュ効果をもたらします。
また、日中の時間も日常から距離を置けるような環境に身を置き、
気持ちのリフレッシュや達成感を感じることも良いかと思います。
やる気スイッチが起きない時は、
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激することがおススメです。
空を出来るだけ遠く広く見渡し、
何気ない自然の音に耳を傾け、
美味しい空気でゆっくりと深呼吸をしてみる。
食事はゆっくり噛みしめ、じっくりと味を堪能する。
体を完全に脱力して重力を肌で感じてみる。
普段は無意識にしているところを、
意識的に体感してみては如何でしょうか。
少し宣伝となってしまいますが、
五感を感じるという意味では鍼灸治療もお勧めです。
お灸で使うもぐさには、チネオールと呼ばれる
精油成分が含まれております。
お灸を燃焼した際に出る煙には、このチネオールが
含まれれており、リラックス効果が期待できます。
確かに一生懸命になることは大切なことです。
しかし、人それぞれに出来ることの限界があります。
ましてや最初から完璧に出来る人など誰もいません。
ですから出来ないからと自己否定するのではなく、
今の自分を素直に認めてあげこともまた肝要なことであります。
デジタル社会も日進月歩、
今やお店で人を介さずに済むことも
珍しいことではなくなってきました。
こうして直接人と接する機会は減っていく一方、
インターネットを通じ多くの人々に自分の主張を
発信出来るようになりました。
しかしネット上では、
本当の自分を知る者も少なく、
また感情だけが先行してしまいますと、
要らぬ誤解を受けてしまった結果、
誹謗中傷などを受け、
余計に傷つくことがあるかもしれません。
本当に悩みやストレスを抱えていたら、
まずは自分を知り安心して伝えることの出来る
身内や友人知人に話してみましょう。
もし近しい人には話しづらいことであれば、
例えばこちら鍼灸院のようなところで、
治療をしながら話をすることもまた、
気持ちを軽くする方法のひとつでもあります。
他にも最近では、AIに悩みを聞いてもらうという
話も聞きます。
一人きりで背負い込むことなく、
もし背負い込んだとしても、
背負いきれなくなる前に何処かで下ろし、
身軽になるよう心掛けていきましょう。
人生に失敗や挫折はつきものでありますが、
明るく楽しく元気よく過ごせてこその人生であります!
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2026年4月10日 4:32 PM|
カテゴリー : ツボ対策
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