拝啓 皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、当院をご愛顧頂きまして誠に有難うございます。
さて、この度、原材料・光熱費の高騰や諸経費の値上がりなどに伴い、
当院も諸経費削減などに努めてまいりましたが、
当院単独での努力では抗し難い状況となってきております。
つきましては、誠に不本意ではございますが、
下記の通り治療費を改定させて頂くことになりました。
皆様には諸事情ご賢察の上、今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
敬具
記
改定前 3,000円
改定後 4,000円
改定実施時期 令和6年7月1日より
2024年6月25日 7:00 AM|
カテゴリー : お知らせ
日々の生活におきまして、多くの方のお悩みの一つにトイレが近い
いわゆる「頻尿」というものがあります。
頻尿と言いましても原因はそれぞれにあります。
加齢や前立腺肥大などにより、まだ尿がたまっていないのも関わらず、
尿がしたく我慢できずに何度もトイレにいってしまう過活動膀胱というものであったり、
糖尿病・腰部椎間板ヘルニア・子宮筋腫などにより膀胱がうまく収縮できなくなる
排尿障害により排尿後も残尿感があるためであるとか、
利尿剤服用などによる多尿といったものもあります。
他にも膀胱炎や前立腺炎により膀胱の知覚神経が刺激されることによるものや、
睡眠障害により目が覚めるごとにトイレが気になり都度行ってしまうことや、
特に膀胱や尿道にも問題なく、尿量も正常であるにもかかわらず、緊張やストレスなどから
何度もトイレに行ってしまう心因性のものもあります。
生活の中におきましても水分の摂り過ぎであるとか、
常に緊張ストレスを受けやすい環境にいることが多いとか、
または体を冷やしてしまっていたりといったことも
頻尿の一因となってしまいます。
ということで、今回は「頻尿」対策に良いツボを
幾つかご紹介いたします!
水分・肓兪・大巨・関元・水道・中極・帰来・横骨・衝門・
大椎・中枢・命門・腎兪・志室・次髎・膀胱兪・委陽・
百会・曲泉・陰陵泉・三陰交・太渓・太衝・崑崙
体は声を発しませんが、代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、シンプルに今自分が気になる
体の場所や押してみて痛かったりする場所と、今回紹介しました
ツボの中で近い位置にあるツボへ、まずはお灸やツボ押しをして
みてください。
ツボの場所が分からないなど分からないことがございましたら、
どうぞお気軽に当院にご相談ください。
日頃の対策としましては、
まずは水分を多く摂り過ぎないことが肝要です。
特にコーヒー・緑茶・ビールといった利尿作用のある
飲み物は控えるようにしましょう。
また体を冷やさないことも大切です。
まずはゆっくりと湯船に浸かり
体の芯まで温めることを心掛けましょう。
そして暑い季節に入るまでは、特に下腹部と仙骨を冷やさぬように
インナーの上からホッカイロを貼っておくのも良いでしょう。
最近は日も伸びてきましたので、
夕方くらいにウォーキングや軽い運動を行い、
ひと汗かいておくことも夜間頻尿の一つの対策となります。
そして何より日頃から緊張ストレスをため込まないことです。
好きなことに没頭したり、大いに笑ったり、環境を変えてリフレッシュしたり、
空を見上げて深呼吸をしたりなど、自分なりの発散方法を実践しましょう。
特にコロナ禍において運動不足気味となり、
汗をかく機会が少なくなってきておりました。
やはり、汗をかかねばトイレへ行く回数も増えてしまう
傾向にあります。
そこで頻尿対策も含め、これから暖かくなる機会を利用し、
無理ない程度から運動を始めてみるのも良いかもしれませんね。
2023年3月15日 12:00 PM|
カテゴリー : ツボ対策
現在インフルエンザやコロナなどの風邪症状が大流行しております。
そして、これからの時期はスギ・ヒノキによる花粉症、
後には黄砂も控えております。
これらの影響により様々な辛い症状が伴ってきますが、
その中の一つに咳や痰といったものがあります。
昨今は、咳や痰の症状が長引き慢性的になっている方も見受けられます。
咳や痰の症状でまず最初に思いつくのは風邪症状です。
風邪では、気道が炎症することにより分泌物が過剰に増えた際に
こうした症状をもたらします。
また花粉症でもアレルゲンにより喉が刺激された際に起きる咳、
更には鼻水や後鼻漏が原因で痰が絡むこともあります。
ここで咳と痰の症状についてみてみます。
咳は咳嗽(がいそう)、痰は喀痰(かくたん)と言います。
咳:咳嗽(がいそう)・・・気道内に貯留した分泌物や吸い込まれた異物を
気道外に排除するための生体防御反応の一つ。
痰:喀痰(かくたん)・・・気道粘膜からの分泌物であり、細菌・ウイルス・
アレルゲン・塵埃・その他各所細胞が混じっている。
東洋医学では、咳・痰のことを咳嗽(がいそう)と言い、
咳声(せき)が出て痰が出ないものを咳、
痰が出て咳声が出ないものを嗽という。
咳嗽は患っている期間により、それぞれ急性咳嗽(3週間未満)・
遷延性咳嗽(3~8週間未満)・慢性咳嗽(8週間以上)なっております。
原因としましては、
急性咳嗽・・・ウイルス性感冒・肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア・百日咳
遷延性咳嗽・・・気道感染が最も多い。
慢性咳嗽・・・咳喘息・胃食道逆流性・後鼻漏など非感染性疾患が多い。
といったものが挙げられます。
またタイプとしては、
痰を伴わない乾性咳嗽
(風邪症候群・過敏性肺炎・気胸・胸膜炎・肺炎クラミジア・肺炎マイコプラズマなど)
痰を伴う湿性咳嗽
(ウイルス・急性期気管支炎・肺炎・肺水腫・気管支喘息・COPD・気管支拡張症など)
があります。
咳嗽の原因を東洋医学的に分類しますと、
外感病
急な気候変化・室内外の寒暖差(風寒)
急な気候変化・高温環境下の作業(風熱)
内傷病
過労・体力消耗・長患い(肺気虚)
飲食不摂生(痰湿阻肺)
精神的ストレス(肝火犯肺)
加齢・房事過多(肺腎陰虚)
といったように気象状況から生活環境、食生活、
メンタル面、年齢的なものに至るまで
様々な面を挙げております。
(参考:新版東洋医学臨床論)
ということで、
今回は症状に応じた咳嗽(咳)・喀痰(痰)症状に
良いとされるツボを幾つか紹介します。
下の各ツボをクリックしますと、
はりとお灸の豐春堂ブログのコーナー
「お灸をしよう!」にそれぞれリンクしております。
風邪症候群:中府・天突・璇璣・華蓋・紫宮・玉堂・膻中・大杼・肺兪・厥陰兪・尺沢
気管支喘息:天突・水突・中府・気舎・気戸・大椎・身柱・大杼・風門・肺兪・膈兪
咳止め:中府・天突・尺沢・孔最
風寒による咳嗽:風池・風門・列欠
風熱による咳嗽:風池・大椎・合谷・曲池
過労・体力消耗・長患い(肺気虚)による咳嗽:足三里・太淵・太白・気海・関元・合谷・肺兪
飲食不摂生(痰湿阻肺)による咳嗽:中脘・陰陵泉・足三里・豊隆・太白
精神的ストレス(肝火犯肺)による咳嗽:太衝・行間・陽陵泉・魚際・尺沢・肺兪・肝兪
加齢・房事過多(肺腎陰虚)による咳嗽:太渓・照海・復溜・太淵・膏肓・肺兪・腎兪・尺沢
咳や痰の症状には、鍼灸も適応しております。
「治未病」
無理や我慢は長患いの元となります。
日常生活に支障が出るような症状へ至る前の段階で、
早めの対策を施していきましょう!
また日頃の対策としまして、
先ずは悪化予防に手洗いうがいは小まめに行いましょう。
またマスクを着用しておきますと、吸う空気の中に水蒸気が含まれており、
気管粘膜への加湿効果が得られます。
室内の湿度は、加湿器やタオルを掛けておくなどして40~60%くらいを
保てるようにしましょう。
更にプラスとして就寝時には、乾燥を防ぐ濡れフィルターがセットとなっている
就寝用マスクを付けて寝るというのもお勧めです。
生活習慣では喫煙(受動喫煙)からの有害物質の吸入を避けることや、
特定のアレルゲン物質を除去するために室内の風通しを良くしてカビ発生を防ぎ、
エアコンや換気装置などのフィルター掃除、室内も小まめに掃除もをするといった
こともひと手間掛けておくことも予防に繋がります。
東洋医学的な対策としましては、
外感病から来る咳嗽には、長引き慢性的な症状へ移行しないように、
安静と休養をしっかり取ることが基本となります。
飲食不摂生から来る咳嗽では、多量過剰な水分・アルコールの摂取は控えること。
精神的ストレスからくる咳嗽では、例えば休日は趣味や好きなことに没頭したり、
気分転換にお出掛けしてみたりと、体の力を抜いてストレスを発散させる
時間を作っておくことも大切です。
加齢などから来る咳嗽では、ウォーキングといった軽い運動をして
適度に肺を使ってあげるといったことも効果的です。
咳嗽や喀痰と一括りに言いましても、
自然気象状況、生活環境や習慣・加齢など、
人それぞれに様々な要因があります。
また喉や気管は生活する上で
絶えず使わなければならないところでもあり、
なかなか快方に向かいづらく、
慢性症状となりやすくもあります。
そうした意味でも、初期の段階で無理をせず
早めの処置対応が肝心となります。
昨今は、お仕事でも働き方改革などと言われる時代です。
体も同様にブラック企業労働のように酷使することなく、
適度に使いながら大過なく過ごしていきましょう!
2025年1月30日 10:24 AM|
カテゴリー : ツボ対策
今年の冬は先日まで40日間雨降らずということもあり、
空気も例年異様に乾燥していたことも要因して、
先月辺りからコロナやインフルエンザなど
風邪症状が大流行しております。
そして年も明け、
まだ休み明け間もなく、
色々と落ち着かない中ではありますが、
間髪入れずにそろそろ対策を考えておかなければならないのが、
スギ花粉であります。
花粉症持ちの方にとりましては、
避けて通れぬ本当に厄介な時期であります。
因みに今年のスギ花粉飛散量予測によりますと、
去年の猛暑が影響し広範囲で例年より飛散量は多く、
特に九州から近畿、東北南部では2~8倍になる
地域もあるようです。
東京における飛び始めは2月中旬、
花粉飛散量は例年比で130%、前年比では160%増
という予測になっております。
日本気象協会 2025年 春の花粉飛散予測(第2報)
今年は例年よりも多くスギ花粉が飛散する予測となっており、
また本格的な飛散時期よりも前から少しずつ飛び始めておりますので、
発症する前から少し早めの対策を施しておきましょう。
ということで、今年も「花粉症対策のツボ」の
目の症状
鼻の症状
によいツボを幾つかご紹介します!
体は声を発しませんが、代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、今回紹介しましたツボの中から
今の自分が気になったり痛かったりする場所に近いところを選び、
まずはお灸やツボ押しをしてみてください。
目の症状:攅竹・糸竹空・瞳子髎・睛明・目窓・承泣・四白・陽白・
太陽・天柱・風池・合谷・曲池・肩井・太衝
鼻の症状:天柱・風池・印堂・上星・顖会・通天・百会・頭臨泣・
頬鼻・迎香・太淵・列欠・孔最・合谷・曲池・中脘・大椎・風門・
肺兪・復溜・陰陵泉・飛揚・崑崙・太衝
「治未病」
花粉症も他の病同様に、
完全に発症してから対処するよりも、
予兆ぐらいの初期段階から
早めに予防対策をしておきましょう。
日頃の対策としましては、
この時期、マスク着用は勿論でありますが、
点鼻薬やお薬の服用といった対処療法も
必要でありましょう。
また鼻うがいしておくのも一つの方法です。
直接水でしますと鼻奥にしみますので、
ぬるま湯に一つまみの塩を加えますと、
鼻うがいしやすくなります。
起床就寝時間のばらつきといった
不規則な生活リズムも
症状の悪化に繋がりますので、
良質の睡眠をとることも大切です。
食事に関しましては、
頭よりも腸が食べたいものを摂り入れ、
腸内環境を常に整えて置くことも
重要な要素となります。
花粉症対策の食事としましては、
免疫調整の働きを持つビタミンD
腸内善玉菌の餌になる水溶性食物繊維
腸内バランスを整える乳酸菌といったものがあります。
因みに、
ビタミンDを多く含むものには、サケ・シラス・サンマ・イワシ・
干しシイタケ・きくらげ
水溶性食物繊維では、昆布・ワカメ・ひじき・こんにゃく・山芋・
かぼちゃ・サツマイモ・みかん・キウイ
乳酸菌でしたら米麹・ヨーグルト・チーズ・納豆・キムチ・ぬか漬け・
味噌・醤油・お酢・日本酒
といったものがあります。
冬から春への季節の変わり目は、
唯でさえ体調を崩しやすい時期であり、
更に追い打ちをかけるかのように
スギ花粉症持ちの方にとりましては、
厳しい季節となってきます。
生活に支障きたすレベルとなる前に、
出来る限りの予防対策を施し、
症状を最小限に抑えられるように
乗り切っていきましょう!
2025年1月13日 3:25 PM|
カテゴリー : ツボ対策
2月の休診日は、5日(水)・11日(祝火)・12日(水)・19日(水)・23日(祝日)・24日(祝月)・26日(水)
となっております。
暦の上では、小寒から大寒へと一年で一番寒さ厳しい時期となっております。唯、寒さばかり気にしておりますと、密かに始まりつつあるスギ花粉の存在をつい忘れてしまい、気づけば花粉症の症状が始まっていたなんてこともあります。
特に今年は例年よりも多くの飛散量が予想されておりますので、毎年花粉症に悩まれている方は、早めに予防対策の準備を進めておき、出来る限り先手を打っておきましょう。また目や鼻の目に見える症状だけでなく、腸内環境を整えておくことで、免疫調整の働きをしっかり機能させておくというのも大事な予防となります。
「治未病」で花粉時期を乗り切っていきましょう!
2025年1月12日 7:00 AM|
カテゴリー : スケジュール
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