facebook はりとお灸の豐春堂

LINE@で、
友だち限定の情報を配信しています!
友だち追加のQRコード

  • HOME
  • > お知らせ
毛髪(白髪・薄毛・脱毛症)対策のツボ。

老化現象の中で、目に見えて感じられるのは毛髪であります。
年齢と共に髪にハリやコシがなくなってきたり、
白髪・薄毛・抜け毛といったものも目立つようになってきます。

髪の色は、毛包という毛髪や体毛を作るための器官に存在する
メラノサイトが作り出すメラニン色素によって色を持つ毛を生成します。

白髪は、このメラノサイトが著しい減少または消失により、
メラニン色素の供給が止まることにより発生します。
原因としましては、紫外線・ストレス・喫煙・遺伝・免疫応答・
栄養不足・生活習慣などといったものに影響されます。

また、白髪は加齢と共に増え続ける現象は、加齢性白髪化と言い、
これは老化現象の一つとみなされております。

統計的には、50歳までに頭髪の50%以上が白髪になる人の割合は、
人口の約20%と言われております。


毛を作り出す器官は毛包と呼ばれ、
成長期(2~6年)・退行期(2~3週間程度)・休止期(2~4か月程度)からなる
毛周期(ヘアサイクル)と呼ばれる自己再生プロセスを生涯繰り返して行きます。

頭部にある大部分の毛包は成長期毛包であり、
頭部の毛髪は約15万本あるうちの約90%が該当し、
残りの10%が退行期・休止期毛包となります。
毛包の根元は毛球部と呼ばれ、
この毛球部に包まれるようにしてある毛乳頭(dermal papilla:DP)から
表皮側にある髪の毛の成長を担う最も重要なケラチノサイトである
毛母細胞へ信号が送られます。
信号が送られた毛母細胞は、分裂・増殖を繰り返し、
毛(毛髪)を形成して行きます。
この産み出される過程で、外傷・感染・炎症などの要因によって
物理的に破壊されますと、脱毛が生じます。

脱毛症の原因には大きく2つあり、
①毛と毛包の傷害:円形脱毛症・瘢痕性脱毛症・頭部白癬・
外的因子(外傷・熱傷・精神的(抜け毛行為など)・
牽引性(ポニーテール・ドレッドヘアなど)


②毛周期の異常:休止期脱毛(熱性疾患・大手術・過度なダイエット・出産など)・
男性型脱毛(AGA)・女性型脱毛(FPHL)・薬剤性脱毛(抗がん剤など)


この中で、性差のある脱毛症として、
男性型脱毛:androgenetic alopecia(AGA)
女性型脱毛:female pattern hair loss(FPHL)
があります。

AGAの特徴としましては、頭頂部または前頭部に特徴的な薄毛部位が
あるところです。薄毛化が進んでも、毛髪の密度は大きく変化なく、
毛の細りが見た目に大きく影響しております。
改善としては、太毛化にすることが有効とされております。

FPHLの特徴としましては、頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が
薄くなるところにあります。
改善としては、髪のハリやコシの低下に対処し、毛の細りと毛髪数の
減少を抑えることにあります。

また円形脱毛症には、

単発型:脱毛斑が1つに生じるもの。
多発型:脱毛斑が2つ以上生じるもの。
全頭型:頭髪の大部分が抜けてしまうもの。
汎発型:頭髪だけでなく、眉毛・まつ毛・体毛が抜けてしまうもの。
蛇行型:後頭部から側頭部の生え際で、帯状に髪が抜けてしまうもの。
逆蛇行型:額の生え際から頭頂部にかけて髪が抜けてしまうもの。
ADTA:(急性びまん性全頭脱毛症:acute diffuse and total alopecia)
短期間で頭髪の大部分が抜け、その後自然発毛し回復するもの。

という8つのタイプがあります。
※脱毛斑・・・突然頭部などに円形・楕円形の抜け毛が生じる状態のこと。

円形脱毛症の原因としましては、
精神的ストレス・自己免疫・アレルギー・遺伝性・ホルモンバランス・
栄養状態・感染症・ワクチン接種・薬剤・出産などが挙げられます。

(毛髪科学の新展開より)


東洋医学では頭髪の脱毛を『髪堕(はつだ)』と言い、
原因や状態によって呼び分けられます。

油風(ゆふう):短期間のうちに頭髪の一部或いは全てが脱落し、
その部分の頭皮がツルツルとなる。自覚症状はなく、
西洋医学の『円形脱毛症』に類似する。
脂禿(しとく):頭皮が痒く、頭髪が油っぽく、フケが多く
髪が抜けやすくまばらになる。酷ければテカテカした頭皮が
露出するもの。
斑禿(はんとく):急に頭髪の一部が抜け、円形や楕円形の頭皮が
露出するもの。西洋医学の円形脱毛症に類似する。


また髪は『血余(けつよ)』と言われ、
精から化生(変化・生成)した血の滋養を受けています。
そのため、髪の色・艶・量・潤いは血および血を化生する
精の盛衰が反映されます。
※精:人体の構成や生命活動を維持する最も基本的な物質。
※血:血脈中を流れる赤い液体で、豊富な栄養分を有している。

また、五臓の中で髪とかかわりの深いものとして、
肝・脾・腎の3つがあります。

肝の機能
疏泄(そせつ):気機を調節し、生理物質を順調に推動させること。
※気機:気の運動(昇る・降りる・出る・入る)
※推動:人体の成長・発育および臓腑などの生理活動を促進する作用
この機能が失われますと、血の巡りが停滞し、血が髪に十分行き渡らなくなります。

脾の機能
運化(うんか):飲食物を水穀の精微に変化させて吸収し、
心や肺に運ぶ作用。(気血生成の源)
この機能が失われますと、精血による髪への滋養が不足します。

腎の機能
蔵精(ぞうせい):精を貯蔵する機能。
この機能が失われますと、白髪や脱毛が起きます。

そして、脱毛の病態としては、以下のものが挙げられます。

気滞血瘀(きたいけつお):ストレスなどの外部からの刺激が原因で
血行が悪くなると、髪が滋養不足となり脱毛が進んでしまう。
特徴として、部分的・全体的な脱毛・顔が黒ずむ・頭痛・
皮膚のシミや色素沈着などがある。


風邪(ふうじゃ):気血不足から外部からの抵抗力が低下すると、
邪気の停滞を招き、髪が上手く滋養されずに急に脱落してしまう。
特徴として、頭痛・頭顔の浮腫み・急な病の発症などがある。
※邪気:各種疾病の発病因子のこと。

血熱化燥(けつねつかそう):辛いものや肉食などの体を温める
性質の食材を過度に摂取することにより、体内に熱が溜まる。
熱は上へ向かう性質の為、頭部に邪気が停滞し、髪が滋養されず
脱毛が起きる。
特徴として、頭皮の痒み・髪が油っぽい・フケが多い・
髪が抜けやすい・口の乾き・便秘・尿が黄色いなどがある。


肝腎精血不足(かんじんせいけつぶそく):長患いや産後、加齢など
により、髪を滋養する精と血が不足し、髪がまばらとなり乾燥し、
脱落しやすくなる。
特徴として、持続的な脱毛、頭頂部または両額角からの脱毛、
耳鳴り・難聴・めまい・物忘れ・視力減退などの症状を伴う。

肝腎陰虚(かんじんいんきょ):精や血などの陰液が不足した状態が続き、
ほてりやのぼせなどの熱症状が目立つと、髪の滋養が不十分となり
脱毛となる。
特徴としては、持続的な脱毛、頭頂部または両額角からの脱毛などである。
※陰液:精・血・津液をまとめた総称。
※津液:体内における正常な水液の総称。
※水液:人体中に存在する水分の総称。



(新版東洋医学臨床論《はりきゅう編》より)



ということで、
今回は「頭髪対策のツボ」を幾つかご紹介します!

体は声を発しませんが、
代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、
今回紹介しましたツボの中から今の自分が気になったり
痛かったりする場所に近いところを選び、
まずはお灸やツボ押しをしてみてください。

脱毛症・円形脱毛症の主なツボ
前頭部:曲差五処承光通天神庭
側頭部:率谷和髎
後頭部:天柱風池
頭部の血行改善を目的として治療を行います。

髪を艶やかにする
三焦兪腎兪陽池太渓膻中中脘陰交関元
天柱風池翳風通天百会前頂

気滞血瘀
肝兪太衝膈兪血海三陰交

風邪
風府風池大椎曲池陰陵泉合谷内庭

血熱化燥
膈兪血海合谷曲池内庭三陰交復溜太渓

肝腎精血不足
太衝肝兪膈兪三陰交太渓腎兪気海

肝腎陰虚
肝兪腎兪復溜陰谷曲泉


各ツボは、アメーバブログ 「はりとお灸の豐春堂ブログ」の木曜コーナー
「お灸をしよう!」にリンクしております 。

日頃の対策としましては、
「良い頭皮から良い毛が生まれる」と言いますように、
頭皮マッサージは、頭皮が刺激され、血行促進にも繋がります。
指の腹で優しく頭皮に当てて揉み込むようにして、
後頭部→耳の後ろ→側頭部→頭頂部→前頭部の順にマッサージを
行ってみましょう。

睡眠時間は、毛の成長を担う最も重要なケラチノサイト
である毛母細胞を活性化させる成長ホルモンの分泌を
促進するための大切な時間です。この成長ホルモンは、
午前0時から2時の間が活発になりますので、早寝早起き
を心掛けて行きましょう。

また、紫外線は髪にとって有害なものとなります。
外出される際は、帽子を着用し、出来ればUVカットされ、
色の濃い、メッシュ素材のように通気性が良く蒸れにくい
ものを選んでおくとよいでしょう。


東洋医学的養生としましては、
気滞や五志化火が原因となっている場合は、精神的なストレスを
受けやすい環境にあるため、出来る限りストレスの原因を解消
または距離を置き、気持ちが後ろ向きにならないように
変えていきましょう。

※気滞:気機を調節することが出来ず、気が滞ること。
※五志化火:情志が過剰となり、内火が生じる。
※気機:気の運動のこと。昇・降・出・入という4つの方向性がある。
※五志:怒・喜・思・憂・恐の5つの情動・情緒のこと。
※七情:怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の7つの情動・情緒のこと。
※情志:五志と七情に含まれる情動・情緒の総称。
※内火:温性の飲食の過剰摂取・臓腑機能の失調・痰湿・瘀血
などによって熱証を発すること。人体の上部に影響を及ぼすことが多い。

その手段の一つとして、日々適度な運動やストレッチを取り入れて
みるのも良いと思います。


風邪や熱邪が原因となっている場合は、過労や睡眠不足などにより、
外邪への抵抗力も落としてしまう恐れがあります。
同様に、精血不足や陰虚の場合も症状を悪化させる要因となります。
こうした時は、決して無理をせずに適度な休養と睡眠をとり、
体をしっかりと休めることに専念しましょう。

※風邪:上へ向かう、皮膚を開く、部位や時間が一定しない性質を持つ。
他の外邪を先導し、人体へ侵入するとされ「百病の長」とも言われる。
※熱邪:温熱の性質を有する外邪のこと。
※精:人体の構成や生命活動を維持する最も基本的な物質。
※血:血脈中を流れる赤い液体で、豊富な栄養分を有している。
※陰虚:陰の機能が低下した状態。
陰が低下すると、陽の機能が旺盛となりほてりやのぼせなどの熱症状が出る。

熱邪内生が原因となっている場合は、辛いもの・熱いもの・アルコールなど
内熱を生みやすい飲食を過剰に摂りすぎたり、常に摂ることは控えましょう。

※内生:体内に発生すること。


髪という漢字の成り立ちは、
部首「かみがしら」「髟(ひょう)」「長」と、「彡(=毛)」から構成され、
「犮(はつ)」が音となります。
髪は「抜」であり、抜擢するように(引き出されるように)
出るというところから来ております。
(漢辞海より)

また、一昔前のCMに、髪は「長い友達」というフレーズもありましたように、
洗髪したり、セットしたりと一日に一度は必ず気に掛けるところであります。
その割には、体の部位で一番上にあるために、外へ出れば強い紫外線に晒され、

仕事や私生活でもパソコンのデスクワークやスマートフォンの多用など、
頭を使う頻度も増してきており、首肩同様に頭皮もガチガチに
なってしまっている方も多く見受けられます。

気になる場所ながら、
ついひと手間を忘れてしまいがちとなりますので、
一日の生活の中に髪のケアする作っていけるように
心掛けて行きましょう!

ご予約の方は、
お電話または当院LINE公式アカウントより
ご連絡下さい。
TEL 042-491-0921 【完全予約制】
月火木金  9:00~18:00
土日    9:00~18:00
休診    水曜・祝日

当院LINE公式アカウントQRコード

4月の休診日につきまして。

4月の休診日は、1日(水)・8日(水)・15日(水)・22日(水)・29日(祝水)となっております。

冬から春へと移り変わる季節の変わり目となりました。
東洋医学の中において、自然界の五行に『五能』というものがあります。
春夏秋冬に土用を加えた季節の変化を『生・長・化・収・蔵』と表したものとなります。
春は草木芽吹き、動物が生まれる『生』
夏は植物は華を咲かせ実を付け、動物が成長する『長』
土用は季節の変わり目から徐々に変化していくこと『化』
秋は植物は枯れ、動物が減っていく『収』
冬は植物は種となり、動物は巣篭ごもる『蔵』

自然同様に、人の体も冬の間は体の中へ溜め込む季節であります。
これまで冬に溜め込んでいたものを排出して、
体の中身も春仕様にしておく準備をしておきましょう。
この際に役立つものが『春野菜』となります。
春野菜と言えば、菜の花・タケノコ・ふきのとう・春キャベツ・
アスパラガス・セロリ・ウド・タラの芽などといったものがあります。
比較的春野菜は苦味のあるものが多く、
この苦み成分が体のデトックスを促進してくれます。
季節の変わり目が苦手な方は、
こうした春野菜を食事に取り入れて、
春に合わせた体づくりをしておきましょう。

食欲不振対策のツボ。

食べることは、すなわち『生きること』であります。
食はお腹が空いたら食べ、満腹になったらやめるという以外にも、
楽しみ・慰め・ご褒美をなったり、家族や友人仲間と共にという
社交的な面もあり、まさに生活に溶け込んだ行動もあります。

この食事に関する行動(食行動)には流れがあり、
初めに先行刺激があり、そこから食行動へと移り、
最後に結果が伴います。

【先行刺激】
外的刺激:時刻・場所・人・食べ物(実物・匂い・イメージ・
ネット動画・テレビ・映画・読書・広告媒体など

内的刺激:空腹感・疲労感・不安・憂鬱・手持ち無沙汰・
イライラ・後悔・怒り・孤独感など


【食行動】
食べ物の種類と量・速度・咀嚼回数など

【結果】
(短期結果)満足感・リラックス・不安怒りの緩和・気晴らし・
食欲増進・自責感・吐き気・腹痛・下痢など

(長期結果)体重 体調 体型の変化・生活習慣病の危険・
容貌の変化・衣服の不経済・自尊心・気分の変化など

(ライフスタイル療法Ⅰ第5版より)

心身が健康な状態ならば、食欲は自然と湧いてきます。
しかし、何かが原因で、
「お腹が空かない」
「食べたくない」
「空腹感はあっても普段通りに食べられない」
「食事が喉を通らない」
などの食欲の低下を招くことがあります。

今回はこうした「食欲不振」について焦点を当てていきます。

食欲不振とは、体調不良や病気などの際に多く見られる
初期症状の一つでもあります。
まず西洋医学からみた原因としまして、
「社会的要素」「精神・神経学的要素」「器質的要素」
というものが挙げられます。

【社会的要素】
独居・貧困・不十分な介護・福祉・虐待・災害避難など

【精神・神経学的要素】
神経性食欲不振症・うつ病・双極性障害・不安障害・
統合失調症・パーキンソン病・慢性疼痛など

【器質的要素】
義歯の不適合・認知症・逆流性食道炎・食道狭窄・
慢性便秘・肺癌・膵癌・消化器癌・肝炎・胆石症・肝硬変・
尿毒症・腎不全・COPD・肺結核・糖尿病・甲状腺機能異常・
関節リウマチ・結核など

また、3つの要素にそれぞれまたがるものもあります。

【社会的と精神・神経学的要素】
認知症・薬物依存

【精神・神経学的と器質的要素】
薬剤

【社会的と器質的要素】
医療過疎

【社会的と精神・神経学的と器質的要素】
社会的孤立

(medicina 62巻4号増刊号 総合力で対応するEmergency/Intensive Care Medicine
第2章 症候別アプローチ病棟急変やERにおける対応 18 食欲不振より)

次に東洋医学からみた食欲不振の原因としまして、
下記のものが挙げられます。

【脾胃虚弱(ひいきょじゃく)】
(原因)消化器系が弱い、食事の不摂生による消化器系の機能低下、過労によるもの。
(症状)空腹感がない・食後の膨満感・息切れ・倦怠感・じっとしても汗が出る

【脾胃湿熱(ひいしつねつ】
(原因)食事の不摂生により消化器系の機能が低下し、そこから余分な水分と
過剰な熱が発生したことによるもの。
(症状)みぞおちがつかえる・吐き気・嘔吐・口の中が粘る・尿が黄色い・軟便

【食滞胃脘(しょくたいいかん】
(原因)過食により、未消化物が胃に停滞することによるもの。
(症状)みぞおちの張り・胸やけ・お腹を押されると嫌がる・便秘・
おならやげっぷが頻回に起きる。

【胃陰虚(いいんきょ】
(原因)辛いもの、味の濃いもの、脂っこいものの過食から、胃に熱が生じて、
胃の陰液が不足したことによるもの。
※陰液・・・体を潤し、栄養を与える水分のこと。
(症状)空腹感あっても食べたくない・食べても多く食べられない・
みぞおち周囲の焼けるような痛み・胸やけ・胃痛・口臭が出る・
胃液が込み上げてくる・吐き気・胃のむかつき・口が渇く・舌唇の乾燥・
便秘・歯肉炎・口内炎

【肝鬱気滞(かんうつきたい)】
(原因)強い緊張感、ストレス、一時的な激しい感情から
エネルギー・血液・水分を全身へ巡らす機能が弱まり、
胃腸の消化吸収の機能を滞らてしまうことによるもの。
(症状)腹痛・下痢と便秘を繰り返す・強い胃痛・嘔吐・吐き気・
イライラ怒りっぽくなる・鬱屈した気分になる・頭痛・
肋骨下のが張り、押すと痛みや不快感がある・脇腹が張る・
梅核気(ヒステリー球)・おならは出るが大便がスッキリ出ない


(新版東洋医学臨床論《はりきゅう編》より)

ということで、
今回は「食欲不振対策のツボ」を幾つかご紹介します!

体は声を発しませんが、
代わりに痛みや辛さで訴えてきます。
どのツボが良いかと迷われる時は、
今回紹介しましたツボの中から今の自分が気になったり
痛かったりする場所に近いところを選び、
まずはお灸やツボ押しをしてみてください。


胃腸の機能改善
中脘足三里陰陵泉・胃の六ツ灸(膈兪肝兪脾兪)
神経性食欲不振症
巨闕中脘・胃の六ツ灸(膈兪肝兪脾兪)・胃兪百会
脾胃虚弱
中脘建里神闕気海天枢内関・胃の六ツ灸(膈兪肝兪脾兪)
脾胃湿熱
中脘曲池内関足三里上巨虚内庭陰陵泉三陰交
食滞胃脘
上脘中脘下脘天枢足三里上巨虚内庭公孫
胃陰虚
太渓三陰交足三里解渓内庭曲池胃兪
肝鬱気滞
期門関元中極太衝肝兪梁丘三陰交

各ツボは、アメーバブログ 「はりとお灸の豐春堂ブログ」の木曜コーナー
「お灸をしよう!」にリンクしております 。


日頃の対策としましては、
まずは生活習慣と環境の改善が基本となります。
ストレスや過労に繋がることは避け、十分で質の良い睡眠時間を確保し、
運動する時間と習慣を設けるなどといった規則性のある生活リズムを
維持することが大切となります。


東洋医学的養生としましては、
まず体調不良時に起きる食欲不振は、胃腸への負担を避けるために
体が自然に発する防衛反応ですので、無理に食事を摂らないことも
方法の一つとなります。

また食欲を増進させる手立てとしましては、「薬味」の活用も
効果的です。
代表的なものとしまして、ネギ、生姜、大葉、ミョウガ、
ワサビ、ニンニク、唐辛子、みつ葉、柚子、大根おろし、
海苔、鰹節といったものがあります。
これらを適度に使うことにより、味や香りの変化が出て、
食欲増進の手助けにもなります。更に薬味には、漢方薬として
使われているものもあり、消化吸収の手助けにもなります。


東洋医学の古典に『素問』という書があります。
その中の『上古天真論』の一節に、意訳とはなりますが、
こう記されております。

「日々の健康に留意して、体に良くなことや無理なことは避けると共に、
物事の損得ばかり考えず、雑念に囚われず、心穏やかに清らかで静かな
生活を過ごしていれば、体はエネルギーに満ち、心も擦り減ることはない」

また貝原益軒『養生訓』にも、健康維持の原則としてこうも記されております。

「養生の道は中庸(ちゅうよう)を守らねばならない」
※中庸・・・極端に偏らず、過不足なく調和がとれている状態のこと。

食欲は、その時の感情や精神状態に大きく左右されます。
感情の起伏が起きやすく、ストレスのかかりやすい環境からは距離を置き、
出来る限り自分が丁度良い加減のところに身を置くことも方法の一つとなります。

食事というのは、人の様々な感覚を働かせる時間でもあります。

キッチンから聞こえる調理や咀嚼の音『聴覚』
食器に乗せられた料理を見る『視覚』
料理から発せられる匂い『臭覚』
口に入れた際の味と食感『味覚』『触覚』

こうした一つ一つの感覚を少しずつ丁寧に感じ取りながら、
改めて食事の時間を考えてみることも良いかもしれません。


食欲とは、人の心と体にとても密接な関係にあるものであります。
日々のストレスに自分から近づき飲み込まれることなく、
もっと俯瞰し、日々中庸な生活を心掛けていきましょう。

ご予約の方は、
お電話または当院LINE公式アカウントより
ご連絡下さい。
TEL 042-491-0921 【完全予約制】
月火木金  9:00~18:00
土日    9:00~18:00
休診    水曜・祝日

当院LINE公式アカウントQRコード

1 2 3 4 12